前屈・後屈の動作変化(股関節の使い方)
今回の変化で大事なのは、「前屈が深くなった」「床との距離が縮んだ」ことではなく、動き方(動作戦略)が変わったことです。
前屈の変化


緑線 → 骨盤幅の中央と外くるぶしを通る線
オレンジ線 → お尻の頂点と耳たぶを通る線
前屈では、足に対しての骨盤の後方への移動量が増え、脊柱での屈曲(特に胸椎の辺りが凸になっている)が減少。
その結果、股関節での屈曲量が増え、全体としてバランスよく弯曲した前屈に変化しました。
後屈の変化


緑線 → 骨盤幅の中央と外くるぶしを通る線
オレンジ線 → 骨盤幅の中央と下顎角を通る線
後屈では、足に対しての骨盤の前方への移動量が増え、腰椎での伸展(腰だけで反る動き)が減少。
その結果、股関節の伸展量が増え、全身でバランスよく動きを分散した後屈に変化しました。
なぜ足へのアプローチで変わるのか
今回の変化は、インソール評価時のテーピングやパッドによって、足(荷重の通り道)を整えた後の動作変化です。
人は立った状態でバランスを保つとき、主に足関節(足首)と股関節を使って姿勢をコントロールします(足関節ストラテジー/股関節ストラテジー)。
足元が不安定な状態だと、足首でのコントロールがうまく働きにくくなり、代わりに股関節や体幹、腰で補う動き(代償)が増えやすくなります。
一方で、足裏で体重を受ける位置やかかり方が整うと、骨盤が足の上に乗りやすくなり、足首と股関節が協調して働きやすい条件が作られます。
その結果、前屈・後屈などの動作では、脊柱や腰だけで頑張る動きが減り、股関節が使える動き(全身の連動)へ変化したことが考えられます。
足は、姿勢と動作を決めるスタート地点です。
インソールによる足への介入が、全身が動きやすい条件を作るための土台となります。
※ 変化には個人差があります。痛みがある場合は無理に動かさず、状態に合わせて評価・調整を行います。
歩き方・立ち方から評価し、個々の足・身体に合った形でインソールを作製します。
ご相談はLINEからお気軽にどうぞ。


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