靴選びから足元環境を整えた症例

◆今回の症例
長時間の歩行により症状が出現し、特に右側に強く出るとのことでした。
〈症状〉
・両下腿の張り感+疲労感(特に右外側)
・両足底の疲労感
・小趾の痛み(特に右)
〈作製した靴〉
・ロングブーツ(アサヒシューズ・トップドライTDY3894)
※評価結果を踏まえ、足部の安定性を考慮して当院で選定・発注
◆評価で分かったこと
今回の評価では、
・足関節背屈可動域の低下
・距骨下関節の回内傾向(右<左)
・前足部内反傾向(右<左)
・下腿外方傾斜(右>左)
・上半身重心の左偏位
・後方重心
が確認されました。
特に、左立脚終期で足部が回内しやすく、
上半身重心も左に偏っている状態でした。
そのため右立脚へ移行する際、
前額面上の力が右側へ強く働きやすく、
右下腿の外方傾斜の影響も加わり、
小趾側へのストレスが増大していたと考えられます。
さらに、後方重心および回内傾向の影響により、
立脚前半が長くなり体重移動が円滑に行われず、
蹴り出しが非効率となることで
下腿三頭筋の疲労感につながっていたと推察されます。
◆今回の作製で重視したポイント
今回の作製では、
・左足の体重移動の仕方+安定性(特に足関節の背屈)
・右足へ体重移動する際の下腿の外方傾斜(立脚初期時)
に焦点を置いて作製しました。
左足の安定性を高め、体重移動をスムーズにすることで、右足への負担軽減を目的としました。
◆作製後の変化
作製・調整後は、
右足接地後の下腿の外方傾斜が減少し、
膝が前に出ていくような動きが見られ、
体重移動がスムーズにできていることが確認できました。
左足での安定性が高まったことで、
右足への過剰な負担が軽減されたと考えられます。
その結果、
下腿の張り感や足裏の疲労感も軽減傾向がみられました。
◆患者さまの声
作製後にブーツとインソールを使用して旅行へ行かれ、
「張りや痛みなく歩けました」
とのお声をいただきました。
長時間歩く場面でも症状が出なかったことは、大きな変化のひとつだと感じています。
今後も変化や経過を追っていきながらサポートしていきたいと思います。
◆こんな症状でお悩みの方へ
・長時間歩くとふくらはぎが張りやすい
・足が疲れやすい
・小指側が当たって痛い
・ブーツやパンプスで不快感がある
足の疲れ方や痛みは、
筋肉だけではなく「体重のかかり方」や「靴との関係性」が影響していることがあります。
「自分の足はどうなんだろう?」と感じた方は、
まずは足の状態を知るところから始めてみてください。
【お試しカウンセリング+足サイズ計測】にてご相談承っております。


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